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■ 2017 年 3 月 25 日(土) 隔年開催、13回目の恒例行事

1996年以来、ほぼ一年おきに催し、好評を博してきた粉末X線回折の講習会(2013年3月14日のブログエントリー 「粉末X線回折講習会の歴史」参照)を今年の夏も開講します:

日本結晶学会講習会「粉末X線解析の実際」
日時: 2017年 7月12日(水)・13日(木)・14日(金)
場所: 東京理科大学 神楽坂キャンパス 1号館

前回同様、今回も私が主にプログラムを編成しました。粉末X線回折の新潮流に対応するとともに、第一線でアクティブに活動中の研究者に目新しい内容を講義していただくため、虎谷秀穂(リガク)、河野正規(東工大)、冨中悟史(NIMS)の三氏に講師をお願いいたしました。

虎谷先生には A コースで二つの講義を担当して頂きます。二番目の講義では、新定量分析技術を紹介されます。多相結晶質試料の定量は反応生成物や工業材料のキャラクタリゼーション、工程管理などに広く使われています。昨年末にお会いしたとき、リートベルト法に勝るとも劣らない分析結果が得られると胸を張っておられました。

河野先生(C コース)は配位結合性高分子錯体の研究で高名な方です。抑制条件を課す構造精密化に長く RIETAN-FP を使って頂いているのは光栄至極です。原子数の多い有機化合物の未知構造を解くための手続きとノウハウを詳しく教えてくださるでしょう。

冨中先生(C コース)が講義される二体分布関数 (Pair Distribution Function: PDF) の解析は斬新なトピックスです。PDF 解析は短波長のシンクロトロンX線や Ag Kα特性X線で測定した広い Q 範囲の強度データを解析することにより古典的構造精密化法であるリートベルト法を補完してくれます。詳しくは2016年10月21日のブログエントリー「第10回 結晶性萌芽材料 粉末回折研究会開催のお知らせ」と当該研究会のアブストラクトをお読みください。冨中先生が鋭意開発しておられる PDF 解析ソフトには RIETAN~FP の特別版が組み込まれるため、個人的にもその登場を心待ちにしています。

この他、粉末回折における新たなトレンドとして井田 隆先生(名工大)にベイズ推定 (Bayesian estimation) による解析について C コースで解説して頂きます。

過去3回の本講習会では、A・B コースで定員を上回る参加申込みがありました。とりわけ人気のある B コースを受講される方は早めの参加登録をお奨めいたします。

本講習会は他に類を見ないほど多くの参加者を引き寄せてきましたが、来年以降も(講師や内容を変えて)続くのか否かについては、見通しが立ちません。いずれにせよ、神楽坂キャンパスで開催するのはこれが最後となるでしょう。

■ 2017 年 3 月 9 日(木) 平成29年度 Nanotech CUPAL 先端計測技術入門コース(構造解析)について

文部科学省の科学技術人材育成費補助事業 Nanotech CUPAL の一環として物質・材料研究機構は先端計測技術入門コースを来年度も開催します。募集要項はここに掲示してあります。連絡先もそこに記載されています。とくに Nanotech CUPAL コンソーシアムの構成機関、すなわち

産業技術総合研究所物質・材料
研究機構
高エネルギー
加速器研究機構
筑波大学京都大学
北海道大学東京大学東京工業大学東京理科大学早稲田大学
京都工芸繊維大学大阪大学神戸大学立命館大学同志社大学
青色の背景: 育成実施機関

に所属する博士課程学生と若手研究者は参加をご検討ください。

私は構造解析(Aサブコース:粉末回折)の入門・上級コースを担当します。8月29〜31日に開催する入門コースでは、神戸大での講習会に引き続き Mac を使う実習に踏み切ります。Mac ユーザーの受講を切望しております。