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■ 2017 年 10 月 10日(火) 粉末構造解析講習会が九州に上陸!

2015年秋以来、龍谷大学岡山大学神戸大学京都大学で開催し、好評を博してきた粉末構造解析に関する実習中心の講習会を2018年1月15日 (月)・16日 (火) に九州大学 伊都キャンパスで催します。

Windows 機に事前インストールすべきソフト、アクセス、キャンパスの地図などについては ナノ材料組織解析学・金子研究室の Web ページに掲示されている会告をご覧ください。

京大では体験学習だけの一日コースを初めて試みましたが、今回は講義(半日)+実習(一日)に戻します。いずれか一日だけの参加も認めます。九州での講習会は初めてなので、定員(120名、先着順)は多めに設定しました。といっても180名収容の大教室が会場ですから、詰め込み感のない環境で受講していただけるでしょう。もちろん学外者にも解放します。万障お繰合せの上ご参加頂ければ幸甚に存じます。

講義には百数十枚のスライドを使いますが、カラー印刷の経費と手間をカットするため、参加者には二つの講義用 PDF ファイル

  1. 粉末回折データの解析技術 — リートベルト法
  2. 粉末回折データの解析技術 — パターン分解、未知構造解析、MEM
を当日までに差し上げます。さらに二種類の副読本も付録として添付します。

ハンズオンには秀丸エディタ (+統合支援環境), RIETAN-FP v2.86, gnuplot, WinPLOTR, DICVOL, ORFFE, lst2cif, cif2ins, combins, sda, ALBA, superflip, EDMA, FOX, MPF_multi.command+Dysnomia, VESTA などのプログラムを使います。上記のソフトウェア群はピークサーチ、指数づけ、バックグラウンドの決定、リートベルト解析、多相リートベルト解析用入力ファイルの自動作成、Le Bail 解析、最大エントロピー・パターソン解析、未知構造モデルの構築(双対空間法とレプリカ交換法)、MPF解析、結晶構造と電子密度分布の三次元可視化といった広大な領域を網羅しています。リートベルト解析は one of them に過ぎません。

中でも cif2ins と 未公開ユーティリティー combins の連携プレーは注目に値します。cif2ins は CIF (Crystallographic Information File) 中の結晶データをひな形ファイル template.ins に導入することにより RIETAN-FP 用入力ファイル *.ins に変換します。一方、 combins は複数の *.ins から多相解析用入力ファイル multi_phase.ins を自動生成します。multi_phase.ins を改名し、必要に応じて中身を編集してからリートベルト解析に移行します。ストリームエディター sed を活用したsda による逐次リートベルト解析の自動化も便利です。今回の実習では、BaSO4の粉末X線回折データのリートベルト解析における選択配向ベクトルの決定に応用します。

最後に訴求効果の高いデモンストレーションとして

  1. cif2pdf と E2J による CIF の LaTeX 文書化
  2. RIETAN-fP, PyAbstantia, VESTA の連係プレーによるリチウムイオン二次電池用正極材料(三元系: NMC)における Li+ イオンの拡散経路の可視化
を実演します。両者を実習から外すのは TeX LiveMiniconda(python 3.6を使うのに最小限必要な環境)がかなり大きなディスクスペースを占有するためです。ただし後述のチュートリアルを参照すれば、TeX Live と Miniconda は容易にインストールできます。

参加者には Windows・macOS 用インストーラーも事前配付します。実習・実演の円滑な進行を図るとともに、その内容に遺漏がないように Windows・macOS 上での操作手順を逐一記述したチュートリアル(計121ページ)をインストーラーに同梱します。チュートリアル中には近年書きためてきたブログ・エントリーEvernote の公開ノートへのリンクを多数張ってあるため、豊富な付加的情報が手に入ります。後日、実習・実演内容を再現する際、強力な援軍となるでしょう。

なお、来春にファインセラミックスセンター(名古屋)で、来夏に東京工業大学(大岡山キャンパス)で同様な無料講習会を催すという計画に変わりはありません。講義の依頼は随時受け付けておりますので、遠慮なく声を掛けてください。

■ 2017 年 6 月 24 日(土) 平成 29 年度 Nanotech CUPAL 先端計測技術入門・上級コース(構造解析)

科学技術人材育成費補助事業 Nanotech CUPAL の一環として物質・材料研究機構先端計測技術入門・上級コースを2017年度も開講します。募集要項と連絡先はここに掲示してあります。私は構造解析(Aサブコース:粉末回折)の入門・上級コースを担当します。

入門コース(A)の受講者には講義に使う全スライドを2枚/ページでカラー印刷・製本したテキスト、実習用インストーラー(詳細なチュートリアルを含む)を配付します。今後の入門コースは 12月19〜21日(日本語)と 3月13〜15日(英語)に開催されます。

とくに Nanotech CUPAL コンソーシアムの構成機関、すなわち

産業技術総合研究所物質・材料
研究機構
高エネルギー
加速器研究機構
筑波大学京都大学
北海道大学東京大学東京工業大学東京理科大学早稲田大学
京都工芸繊維大学大阪大学神戸大学立命館大学同志社大学
薄黄色の背景:育成実施機関。薄水色の背景:研究者等派遣機関。

に所属する博士課程学生と若手研究者は参加費無料、交通費支給の特典を享受できますので、ぜひ参加をご検討ください。